【4.石川県】おばちゃんパラダイス

30代後半オカンひとり旅_04_石川県

「30代後半オカンひとり旅」は、ホームである滋賀県を基点に毎月1都道府県を旅し、40歳までに47都道府県制覇を目指すライフイベントである。仕事や家庭がある中、あえて一人旅をすることを楽しむ。2025年6月からスタートし、この度第4都道府県目をクリア。

2025年9月のひとり旅先は、石川県に決めた。36年生きてきて、どうも訪れたことがないように記憶している(連れてってくれたことがあったらごめんなさい両親)。
私の旅エッセイについて「おじさんにフォーカスしすぎ」だとか「切り取りすぎ」だとかいう感想を多くいただく。それがいいとか悪いとかいう話ではなく、私が旅の中で記録しておきたいと感じた部分なので、その辺りは大目に見てほしい。

さて、行き当たりばったりだと思われがちな私だが、ここに行くと決めてまず開く本がある。『地球の歩き方ー日本ー』である。『地球の歩き方』との出会いは小学生の頃、町内の資源ゴミの当番を手伝っていた時だ。
今どうなっているかは知らないが、当時私が住んでいた町内では、月に一度決まった日・決まった場所に空きカンや空きビン・古新聞古雑誌を一所にまとめて回収するというシステムがあった。その当番に当たった人は、ビンの色を間違って分別していないか、出してはいけないものを出してる人はいないか、そんなチェックを行う。我が家ではその日のことを「ビンビンカンカンゴミの日」と呼んでいた。何で2回ずつ繰り返していたのだろう。
そんなあるビンビンカンカンゴミの日、きっと旅行好きの方がいるお宅だったのだろう。外国語の辞書や海外の旅行ガイド本が山ほど結束紐で束ねられて持ち込まれていた。『地球の歩き方ーフランスー』と『地球の歩き方ーアメリカー』、当時特に理由もなくパリとニューヨークに行きたかった小学生の私は「もらっていいですか?」と英和辞典と一緒に家に持ち帰って本棚にしまっていた。ちなみに未だにパリにもニューヨークにも行けていない。そして、私は未だにパリにもニューヨークにも行きたい。47都道府県が終わったら、次は190か国……いや、やらないか。

『地球の歩き方ー日本ー』の石川県のページをパラパラめくると、加賀・金沢・輪島……知っている地名はそれぞれ全く違う場所にあることを知る。拠点となる宿は金沢に取ることに決め、少しでも見ておきたい能登半島はレンタカーを借りて走れるところまで走る、そして、このひとり旅の中で必ず制覇したい日本三大庭園(私は庭が好きだ)の一つ・兼六園は外せない。そんな方向性を決めた。
こんな風に私の旅の計画は作られていく。どうだろう。自分なりにはかなりしっかり決めているつもりだが、世の中にはもっと緻密な計画を立てて旅に臨む人もいるという。どんな計画を立てようが、どんな計画の立て方をしようが、誰にも文句を言われない。ひとり旅の醍醐味である。

正直、石川県というか金沢はお腹いっぱいだった。……

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